「風待ち」と「風待ちデザイン」のロゴについて
「風待ち」という言葉の意味ですが、
【風待ち(かぜまち) - 意味】
・船が出帆しようとして、順風を待つこと。
・日本のロックバンド「GRAPEVINE」が2001年7月18日発売した11枚目のシングル。
フリーランスになる前に「日本語の屋号にする」とだけ決めてました。ふと、高校時代から好きだったこの曲を思い出し「風待ちデザイン」と名づけました。ちょうど美術系に進路を決めて画塾に通い始めた頃にリリースされた楽曲です。
今は情報が溢れかえって何かとスピードを求められる時代ですが、じっくり待つ事・余裕を持って考えることを大事したいと言う思いを込めています。
風待ちデザインのロゴについて
2018年にサイトをリニューアルした機会に風待ちデザインのロゴを新しくしました。
「風待ち」の言葉一つずつにきちんと意味を持たせてデザインしました。
01.「風」ー 引き算でプラスにする
子供の頃から趣味で楽器をやっています。大きい音を出したりフレーズや音を沢山重ねるより、休符を入れて音を引き算が上手にできると、全体的に足し算になることがあります。
これって、デザインの仕事だけじゃ無く日常生活でも同じ感覚を感じます。引き算でプラスにする感覚をデザインする時にも忘れないように「風」の文字の左側に休符・右に八分音符を足しました。
02.「待」ー 待つことが秘訣
昔バイトしてた飲食店の唐揚げが絶品だったので、料理長に秘訣を聞きました。「簡単に言う訳ないか」と思ったら「簡単だよ。待つだけ。」と一言。「弱火で調理して皿に置いておくだけ。余熱でゆ〜っくり中まで火を通すから柔らかいんだよ。急いで作って出すランチは無理だけど、宴会で沢山料理を作る時には、最初にこの唐揚げを作っておきます。」と簡単な説明。
その料理長が、昔、船上コックをしていた時に、燃料や食材など限られた環境での知恵と工夫で生まれた料理と知りました。お世話になってた料理長に敬意を込めて、船乗りの用語である「風待ち」という理由もあります。その意味に沿って船を乗せました。
03.「ち」イルカ
元ネタとなった「風待ち」のCDジャケットには川内倫子さんが撮影したイルカの写真が使用されています。ひらがなの「ち」の形がイルカに似ていたのと、GRAPEVINEと川内さんへの敬意を込めてイルカをモチーフにしました。わかる人にはニヤッとするマニアックな意味も込めました。
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